輸送とは
私たちの生活に必要なモノを生産地から市場に運んだり、
工場からスーパーやデパートに運ぶことをいいます。
また、モノをつくるために工場で使われる原材料を運んだり、
皆さんが宅配便で荷物を送ることも輸送のひとつです。
血液が動脈によって全身に送られるように、輸送は経済活動の動脈としての役割を果たしています。
荷受とは
モノを輸送したり保管したりする場合に、トラックや船などから積みおろしたり、倉庫に出し入れしたりする仕事のことを荷役(にやく)といいます。
軽い荷物の場合は人手でもできますが、重い場合やスピードを必要とする場合にはフォークリフトやクレーンなどの機械で行います。
保管とは
生産したモノを大切に保存しておくことを保管といいます。
農産品や工業品は前もって一度にたくさん生産されるモノもあります。
例えば、冬に使う電気ストーブは夏から秋にかけてつくられ寒くなるまで倉庫に保管しておきます。
また、秋に収穫されたお米は、
倉に保管して、必要に応じて出荷します。
ダムのようにあらかじめ水をためて必要に応じて蛇口から水が出るように、モノをすぐに出荷できるように管理し、
大切に保存しておくことを保管と呼んでいます。
包装とは
品物がよごれたり、壊れてしまわないように保護するために包むこと、
また、運んだり保管しやすくするために箱などに入れることを包装といいます。
段ボールケースに入れることが一般的ですが、木箱や紙袋、プラスチック容器やドラム缶など貨物の形や種類によっていろいろな包装の仕方があります。
流通加工とは
製品を消費者に引き渡すまでの流通段階で注文に応じて加工したり、半製品の簡単な組み立てをするほか、包装、ラベルの貼付けなどを施すことをいう。
これら業務は、保管、配送機能を持つ拠点(流通センター、物流センター)で行われる。
従来、卸・小売業が行っていたが、流通のスピード化のなかで、物流業者のサービスとしての需要が増え、倉庫における流通加工機能の確保が求められている。